去る1月30日、PCショップ「パソコン工房 秋葉原パーツ館」が実施した「RTX5090」店頭抽選で騒動が起き、多くのショップがオンライン販売に切り替える事態になりました。発売を祝うイベントになるはずだったのに、どうしてこうなったのでしょうか。
現地にいた人達のSNS投稿を見ると、指定の時間より前から数百人が店舗周辺に集まるなどルール違反が複数あったとのこと。しかも行列ができると、それをショートカットしようと近隣の幼稚園の柵を乗り越えて園内に侵入した人もいて、その際に幼稚園の看板が壊され警察が呼ばれるなど騒然としたようです。
なぜ、こんなことになったのでしょう。ボクはやはり、販売側に転売ヤーに対する意識が不足していたこと、そして「店頭」で「抽選」という形が原因だったと思います。例えば、ボクが転売ヤーのリーダーなら多くの人を雇って並ばせ、当選確率を上げようとしますから。
パソコン工房は見通しが甘かったことを謝罪していますが、結果としてルールを守って並んでいた人たちが理不尽な思いをしたのであれば、怒られて当然です。もちろん一番悪いのは転売ヤーですが。今後は転売ヤー対策なしに新製品を店頭で売るのは難しい状況になったのではないでしょうか。
ボクもPS5を入手するまで苦労した経験があり、今は年内発売の「Nintendo Switch2」が入手できるか心配です。詳しくはマンガを読んでほしいのですが、メーカーや販売店は、これまでより確実な転売対策を講じなければ、日本のユーザーの支持を得られない状況になったといえるでしょう。
本来、新製品の発売というのは楽しいイベントだったはずなんですけど、ホントにどうしてこうなったんでしょう……。
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