日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、シンプルなデザインを採用した「汚れが落ちやすいオックスシャツ」「アクトライトストレッチ長袖シャツ」を発売した。価格は各1500円。人気の高機能&低価格シャツに汎用性を持たせたアイテムを追加することで、さらなる売り上げ増を狙う。
新商品は、ビジネスシーンやカジュアルシーンでも使用できる汎用性の高いアイテム。同社の高機能シャツはこれまでサービス業の顧客を中心に人気のシルエットだったこともあり、着用シーンを選ぶといった課題があったという。
利用者から「毎日着られるシャツがほしい」との声があり、製品開発をスタート。機能性や価格帯はそのままにシルエットを見直し、シャツのすそをタックイン/タックアウトできるデザインに変更した。
毎日着回すことを想定し、「洗濯しても汚れが落ちやすい機能」や「ストレッチ性が高く動きやすい機能」も追加。秋冬アイテムとして投入したが、発売後10日で既に初回発売分がほぼ完売している店舗もあるという。
人気の理由について、同社の広報部に聞いたところ「ただカジュアルなシャツだけではなく、ボタンダウンにすることで、近年各社で導入されている『オフィスカジュアル』でも使用できます。価格も安く、カジュアルでもビジネスでもどちらのシーンでも使用できるので、1人のお客さまが色違い、またはまとめて購入するケースが多いのが要因だと考えています」とのこと。
特に売れているのは「汚れが落ちやすいオックスシャツの白」だという。
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