AI・ロボットの活用支援などを手掛けるGMO AI&ロボティクス商事(東京都渋谷区、以下GMO AIR)は4月3日、人型ロボットを貸し出すサービスを始めた。中国のロボット開発会社であるUnitree Roboticsの「G1」を採用。顧客の要望に応じた動作プログラムを組み込んで貸し出す「人材派遣型」のサービスを目指す。
展示会・イベントでの受付対応や、ブランドプロモーションでの活用などを想定する。最短1日から、最長1カ月以上の貸し出しが可能。ロボットに動作プログラムを組み込むほか、必要な通信インフラの提供や、ロボット技術者の派遣により、安定した稼働もサポートするという。
GMO AIRは今後、サービス業や製造業に貸し出し範囲を拡大。家庭への導入も目指し、人材不足などの課題解決につなげたい考えだ。
G1は身長130cmの二足歩行ロボット。上半身の動きには模倣学習、下半身には深層強化学習を活用しており、高度な自動姿勢制御能力を持つことが特徴だ。3Dカメラと深度センサーを搭載し、音声や身振り手振りでのコミュニケーションもできる。連続稼働時間は約2時間。
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