アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授する。
Q.ChatGPTに新しい検索機能が搭載されました。これを使えばGoogle検索は不要になるのでしょうか?
ChatGPTの新しい検索機能として登場したSearchGPT(ChatGPT Search)。Web上の複数の情報源から情報をまとめた回答が生成されるものだ。従来のGoogle検索に代わるツールとして期待されているが、完全な「置き換え」は本当に可能なのだろうか?
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
SearchGPTは、入力したプロンプトに対して、「Web上の情報を参照した回答」が有効と判断された場合に自動で適用される。また、入力欄の検索アイコンをクリックすることで、手動で有効にすることも可能だ。
SearchGPTを利用した回答の末尾には「ソース」のアイコンが表示され、クリックすると右サイドバーに参照元一覧が表示される。
さらに、回答内にも引用元のサイト名が表示され、マウスポインタを合わせることでページタイトルや概要がポップアップされる。サイドバーの一覧もしくは回答内の参照元をクリックすれば元のページを開いて確認できる。
従来のGoogle検索を使って調べものをする場合、
「必要な情報が見つかりそうなキーワードで検索する」
「検索結果から有益な情報が掲載されていそうなページを選んで開く」
「書かれている内容を読み、必要な情報を探す」
「見つかった情報をドキュメントなどにまとめる」
――という面倒な作業を行う必要があった。SearchGPTのような検索型の生成AIツールは、これらの一連の作業を代わりに行ってくれるものといえる。
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